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東西南北

2005年8月9日(火)

 広告業者のヴァレーリオ氏は、議会調査委員会(CPI)の喚問に応じ全てを白状することを宣言して以来、ひんぱんに脅迫電話がかかり、生命の危険を感じていると述べた。身の安全を守るため、警護に万全を期しているホテル暮らしを余儀なくされたという。しかし、今度は仮拘束で刑務所入りをすると、新たな危険にさらされる心配が生じる。喚問の日はいつも、部屋から小切手が紛失したり、不思議な事件が起きると漏らした。
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下院倫理委員会のイザル委員長(PTB)は六日、ジルセウ前官房長官の議員権はく奪審議を八日に行うよう下院議長に強要すると述べた。下院議長は、審議は一人づつ行い、全員十杷一からげでは議員権はく奪を行わないとしている。審議は一人当り九十日かかり、前官房長官を最後へ回す可能性もある。
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 カンピーナス市保健局は五日、今年に入ってから同市で輸血を通じたエイズウイルスの感染が一件あったことを確認、疑いのあるもう一件を調査している。感染した(とみられる)のは二十五歳から三十五歳までの女性二人。感染後三週間から六カ月まで、同ウイルスが検査で確認されない期間に行われた献血が原因とみられている。
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 サンパウロ州で速度違反取締りレーダーの設置が進んでいるが、交通事故と犠牲者の数は八から一二%も増え、その効果は疑問。
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 気温が三〇度まで上昇した日もあり、夏のような気候が続いたサンパウロ市の一週間だが、南部からの寒気団の接近で九日と十日は気温が近く一二度まで下がり、再び冬が戻って来る。空気の乾燥と気温の低下で風邪の流行も予想されるので、ご注意を。