2005年8月10日(水)
七月三十一日から八月九日まで、岐阜県下呂市の中学生四人と同市教育委員会の二人がサンパウロ市内の公私立の学校視察や、パラナ州クリチーバ市などを訪問した。
今回来伯した中学生は熊崎悠太さん、安江大地さん、前野なつみさん、髙橋研人さんの全員十五歳。
両国が毎年交互に四~六人の交流生を送っているこの交流事業は、岐阜県人会(山田彦治会長)などの協力で十年前にスタート。サンパウロ市のサンタ・クルス病院設立者のひとり、故細江静男医師が下呂出身だったことがそのきっかけだ。
ブラジルの食べ物が楽しみという安江さんは「ブラジルで日本語を話せることがびっくりした」。
髙橋さんは「日系人がブラジルにいることは知っていたけれど、地球の反対側で一体どんな風に生活をしているのかに興味があって来た」と語る。
引率者の杉山裕さんは「前回ブラジルに派遣された生徒たちも、こちらの日系の人との交流を楽しんだ。中には今でもメールで連絡を取り合う生徒もいる」と話していた。