「浜辺の歌」など各会でよく歌われる昭和の曲を聞いて、来伯当初よりも胸が熱くなることが多くなった。
先日、サント・アンドレー白寿会のブラジル、日本、パラグアイ老ク連交流団歓迎月例会に参加。ショーでは老人たちが練習してきたタップダンスや、カントリーダンスを披露した。また、交流団を盛大に歓迎、もてなした。その元気に頑張る姿を見て「感動した。移民はすっごい苦労してる。僕もそうやからわかる」と泣いた人がいた。パラグアイから訪れた人も、同市内高崎公園の拓魂碑に刻まれた「一九〇一」の文字を見て「涙が出る思いだ。移民の方に感謝」と声を詰まらせた。
「たくさん苦労してきたけど今が一番幸せ」そう笑う老人たち。その後、「浜辺の歌」を聞き、懐かしそうに一緒に歌う顔を見てまた目頭が熱くなった。 (南)
05/8/13