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大耳小耳

2005年8月16日(火)

 ポル・キロ食堂の盛衰は激しい。リベルダーデで「日本食の店」と看板をあげても、かならずしも営業が長く続けられるとは限らない。永らえる店は「安いこと」「料理を変えないこと」。一時的に客がどっと来たことに気を強くして値段をあげると、さぁーと客足がひいてしまう。リベルダーデ区内にはサラリーマン相手の「昼食」だけのポル・キロが結構多いが、比較的服装がいい非日系人客で毎日混んでいる店は寿命が長いようだ。 
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 日文連は今年六月から、インターネットを使った「オンライン日本語コース」をスタートさせた。この二カ月間に、四千件の問い合わせが入った。関係者は「実際に、コースに入った人はまだまだ多くないんですが」と謙遜しながらも、手応えを感じている様子だ。ブラジルの日本語学習者数が約二万人と言われているから、まずまずの滑り出し。新たな需要を掘り起こせるかも。
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 父の日の前日にCDを発売し最高のプレゼントを両親に贈った沖縄系バンド、トントンミー。トントンミーが何を意味するのかを会場に集まった沖縄県系人何人かに聞いたところ、「バッタかイナゴ」や「落ち着きのない娘」、「おてんば娘」などの答えが聞かれた。ウチナー口で正しくは「ミナミトビハゼ」を意味するらしい。水面をトントンと飛んで動くことからつけられたようだ。その様子から前述のような意味も生まれたのだろう。