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大耳小耳

2005年8月17日(水)

 「前原城」の石垣代わりとなっているのは、高さ約三十メートルの岩山。元々、パラグアイ人所有の土地だったが、開墾した二町歩の畑と交換した。「サルかに合戦じゃないけど、向こうにとっては、柿の種でおにぎりもらったと思ったでしょ」と笑う前原城主。日本では、三十年ローンのマイホームを手に入れたサラリーマンの自嘲の言葉としても使われる〃一国一城の主〃を地で行く日本人がパラグアイにいる。
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 文協の「水曜シネマ」は、どうやら企画が成功らしい。第一週で停電、上映中断騒ぎがあったが、第二週の〃客足〃は落ちなかった。二レアル支払って二百数十人が入場した。もちろん、無料だった会員の入場数より多い。ちょっと複雑な表情だった担当理事たちは、この非会員参加に今後の手応えを感じたのだ。「企画の中身次第で人を引き寄せることができる」と。_
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 ブラジリア日本語普及会が日本の外務省から、表彰されることになった。会が創立して約十五年。日本語教育の普及に、貢献したことが評価された。伝達式が今月十九日に、予定されているという。コロニアの日語教育機関が日本政府から表彰されるのは、最近では珍しいこと。関係者は、喜んでいる。最大の日系人口を抱えるサンパウロも、何か結果を残さねば……。