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東西南北

2005年8月19日(金)

 労働者党(PT)のタルソ・ジェンロ党首は十七日、PT下議五人と朝食会に臨み、ルーラ大統領の二期目があるならパロッシ財務相の権限を制限すべきであると言明した。二期目の政権では施政方針の作成に参加する意欲を表明した。経済政策綱領について大統領に何度も提言したが、本番で外されたという。党首は派閥抗争で少数派に属し、ジルセウ下議を中心とする多数派に出し抜かれていたようだ。
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 親ルーラ派の抗議行動に続き反ルーラ派の抗議行動が十七日、首都で一万人を集めて行われた。プラカードには「ルーラ、去れ」「裏切り者、ルーラ」などと書かれた。PTとCUT、MST、UNEなどの親ルーラ派は、反ルーラ派を老いぼれ右派の手先と批判した。反ルーラ派はPSTU、PSOL、PPS、PDT、PCB、教職員組合などで、大統領は国民を搾取して議員に裏金を配ったと抗議した。旗の数では反ルーラ派が、断然多く気勢も上がった。
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 大サンパウロ市圏オザスコ市ジャルジン・ピラチニンガ区の住宅街で十七日午後、違法燃料倉庫が爆発し、従業員二人が死亡した。一時は高さ二十メートルにまで達した炎は、周囲の建物には広がらなかったが、鎮火に二時間もかかった。火災直後に警察は告発を受けて、付近でさらに二カ所の違法倉庫を発見。
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 サンパウロ大学医学部の調査によると、サンパウロ市では大気汚染を間接的原因として一日八人が死亡し、一人が流産、平均寿命が二年縮まっているという。汚染の主因は車の排気ガスで、肺炎、肺気腫、ぜん息など高齢者と子どもが被害者になるケースが多い。