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連弾の魅力知って=ピアノの広瀬さん=コンサート21日

2005年8月19日(金)

 サンパウロのピアニスト、広瀬美和さんのコンサートが二十一日、エウロッパ通り218のブラジル彫刻美術館(MUBE)で開かれる。ラケル・シェルクさんとの連弾。「二人で腕の動きのコンビネーションも練習している。聴きながら見ても楽しめる」と、その魅力を語る。
 演目はドビュッシーの小組曲、ドヴォルザーク「スラブ舞曲集」、プーランクのスナタ、ガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」と、比較的になじみ深い曲で構成された。
 「コンサートに一回も行ったことがない方でも聞いてもらえるものをと考えて選曲した。音楽の楽しさが伝わる曲を重視した」
 父は広島、母は岡山出身の二世。三歳でピアノを始めた。パウリスタ州立大芸術科を卒業後、米サンフランシスコ音楽学校に留学。現在はクルゼイロ・ド・スル大音楽科で教えている。
 一昨年九月、文協ドミンゴ・コンサートに出演した。「今回も日系のお客様にきていただけたら」と、来場を呼び掛ける。
 午後四時開演。約六十分の予定。入場料十レアル、学生・高齢者は半額に。
 問い合わせは電話11・3081・8611(同美術館)。