2005年8月20日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十九日】サンパウロ州保安局麻薬および密輸捜査課は十八日、サンパウロ州奥地ピラカイア市の農園で、五百丁以上に及ぶ銃器類と多数の弾丸を押収するとともに、持ち主の四十九歳の男を逮捕した。
二カ月前から麻薬組織とサンパウロ州最大の犯罪組織首都第一コマンド(PCC)の背後関係を捜査してきた捜査課は、この男が組織に銃器を貸与していたことを突き止め、農園を急襲、家宅捜査を行った。
銃器はフランス、ドイツ、アメリカなど外国製が多く軍隊で使用されるもので、ヘリコプタ―を撃墜できる機関銃や現金輸送車の車体を貫通する自動小銃、手投げ弾などのほか多種のピストルが所狭しと並べられていた。踏み込んだ警官も銃器の数とその威力に驚いていた。サンパウロ州での銃器押収量としては史上最大だった。