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親善交流33年目=岐阜県から青年4人

2005年8月20日(土)

 親善交流を目的に毎年交互に青年を派遣し合う岐阜県とブラジル岐阜県人会(山田彦次会長)。今年は県から青年四人が訪れた。 この親善交流は三十三年前、県人会創立五十周年を記念しスタートしたもの。
 四人は十八日に来伯。モジ・ダス・クルーゼス市イタペチ区の日系農家やレジストロ市の県人宅にホームステイするなど二十五日まで滞在し、見聞を広める。 県民生活局青少年室の稲嶋昌子室長が引率、日程にはイグアスの滝見物など観光も含まれている。
 最年長の家田倫作さん(30)は実家が製造工場を経営している。「出稼ぎのブラジル人労働者も多い。この機会に彼らの故郷を知ってみたいと思った」と参加の理由を話す。
 バレーボールが得意な竹下千景さん(27)は「ブラジルは強豪国なので興味があった。自分を見詰め、視野を広げたい」。
 「地球儀を眺めるのが好きだった。昔から日本の反対側の国に興味があった」というのは杉浦友香利さん(24)。
 また、唯一学生の村中優さん(22)は「サンパウロ市生まれだが、すぐに日本に行ったので記憶にない。故郷をしっかり見て帰りたい」と意欲を示した。
 岐阜県とブラジルは姉妹都市ベースの交流も盛んだ。モジ市と関市、レジストロ市と中津川市など四例を数え、その関係もあって青年来伯が相次いでいる。
 世話役の山田会長は「このところはいつもイタペチの方々にホームステイの受け入れをお願いしている。岐阜もイタペチも富裕柿の産地として有名。県人でない方でも親近感を持ってくれているのはありがたいこと」と話している。