ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
裏帳簿の責任者は前官房長官=2010年大統領選出馬目論む
2005年8月23日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十一日】二十年前からの労働者党(PT)党員、現在執行部メンバーで、ノルデステ銀行(BNB)の特別補佐を努めるオゼアス・ドアルテ・デ・オリヴェイラ氏はエスタード紙とのインタビューで、前官房長官のジョゼ・ジルゼウ下議がPT政権発足後事実上の党首であり続け、裏帳簿という不正行為を取り仕切った責任者であると述べた。同氏は、裏帳簿がPTを隠れ蓑にしたジルセウ・グループの帳簿の役割を果たし、前官房長官は二〇一〇年の大統領選に打って出る気でいたと疑っている。
現在のPTの危機は、ジルセウ官房長官が事実上PTの党首を続けていたことにあるという。当時ジェノイーノ党首は前官房長官に相談することなしには何もせず、実際は同長官の報道官に過ぎなかった。同党首は党の会計がどうなっているか知らず、知ろうともしなかった。会計は前官房長官、デルービオ・ソアレス財務担当、シウヴィオ・ペレイラ事務局長が取り仕切っており、ヴァレーリオ氏が党外の多数の人間を使い資金を調達していた。
オリヴェイラ氏はルーラ大統領の後継者として二〇一〇年の大統領選に勝利するため、前官房長官はPT内に内部組織を構築し、党を支配していたとみている。しかし、現在ジルセウ下議は強大な政治的影響力を失い、PTにしがみついている。党のジレンマは前下議とともに前進するかどうかにあり、PTが同下議を切り捨てなければ、共に滅びると同氏は警鐘を鳴らした。