2005年8月23日(火)
二十一日に行われた「日本人の心の歌チャリティーショー」。実行委員長の特別推薦でリストに入った美空ひばり『一本の鉛筆』は、最近公演した中平マリコさんが歌ったことをきっかけにコロニアでもよく聴かれ(歌われ)るようになったという。同曲が発売されたのは一九七〇年。すでに一世の大半がブラジルに暮らしているので、知らない人も多かった。
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「ブラジル岩手県人会ニュース」(八月号)は、母県のパトリシオたちから寄せられた「賛助会員証」受領お礼を特集した。県人会は賛助会員になってくれた人に会長名で日ポ両語で書かれた証書(ジプロマ)を送っているのである。お礼文の一部は「絵になる会員証を確かに受納」「額に収めて大事にいたします」。会費の増収はともかく、こうしたつながりこそ、遠くて近い県人同士の「宝もの」。
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ボツカツには、百家族の日系人が居住していると言われる。現地の人によると、サンパウロなどからの転住者が増えているそうだ。標高が千メートルで気候がよく、住みやすいのが大きな理由。カショエイラ(滝)などの観光スポットもある。同市で最近日本人に人気なのが、乗馬教室。月に約百レアルで近郊のバウルーよりも値段は低く、気軽に楽しめるという。NHKドラマ「ファイト」の影響らしい。