2005年8月24日(水)
検察庁が一般犯罪として処理したサントアンドレ前市長暗殺事件を市警第七十八署のエリザベッチ・サトウ署長が二十二日、殺人教唆のかどで再審理に入った。前回捜査で未解決のまま保留された三点を、解明する。一は前市長が拉致されたとき、ベージュ色のズボンをはいていたのに、遺体はジーンズに変わっていた。二は、教唆容疑者ソウザ市議のアリバイが偽証であったこと。三は事件後、前市長の自宅金庫が荒らされたこと。
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アウキミンサンパウロ州知事はサンパウロ市とカンピナス市間に特急列車を走らせる計画を立案中。交通費はバスの一五レアルに対し、一二・六レアルを予定。同計画にはスペイン政府が、資金協力をする。バーラフンダ地下鉄駅からジュンジアイ経由でヴィラコッポス飛行場を通ってカンピナスに至る全長九二キロメートル。完成予定は二〇一〇年、一日の運行旅客数は三万八千人。所要時間は五〇分、列車は一〇分間隔で運行する。
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連邦警察と市警、陸軍で編成するセーラルース部隊は二十二日、南大河州の十六都市で密輸や武器麻薬密売を常習する犯罪組織を奇襲し、一味三十三人を逮捕した。一味は現金輸送車や薬品の積荷強盗、資金洗浄など大金が動く所には必ず出没した。組織の中には、市警や軍警も加わり情報提供をしていた。組織は元服役者を採用し、犯罪の手口で指導を受けていた。銀行を襲うための自家製爆弾も製造した。
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地下鉄ヴィラ・ソニア/ルース線は二十三日九時、広範囲に岩盤が張り詰めるピニェイロス区フェレイラ・アラウジョ通りをトンネル掘削のため爆破した。岩盤は幅一二・四メートル、長さ三四メートル、厚さ一九メートル。サイレンは四回にわたって警告した。九分前半径百メートルの全居住者を退去、五分前通行禁止、三分前車両乗り入れを禁止し爆破。窓や戸口はショックを避けるため全開させた。