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大耳小耳

2005年8月24日(水)

 ドラマ「ハルとナツ」の試写会へ行った。が、来場者の多くは文協はじめ日系団体の関係者。会場にも空席があった。せっかくの機会、もっと広く伝えて、思い切って文協大講堂でやっても良かったのでは。
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 当日の上映を見た人からはいろんな感想が。主人公一家のカフェ農園での生活の様子に「私はあれよりひどかった」と言う人も。また、出演者の「コロニア語」に対して首をかしげる人も。日本の視聴者はともかく、ご当地の眼はきびしいようだ。
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 ブラジル最大手の広告代理店DPZの共同経営者のひとり、ジョゼ・ザラゴザさんのサンパウロ市内の自宅で二十五日夜、文協関係者らを招いた二百人規模のパーティーが開かれる。DPZは文協の五十周年イベント関連のパートナー。日系社会以外からも企業家や文化人など多彩な顔ぶれが招待されており、「記念行事のイメージ・セールスと資金調達の場になれば」(文協幹部)。文協では十月末から市内三つの会場でブラジル人が見た日本をテーマにした展覧会を計画、十二月中旬には式典を予定している。
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 週末、文協講堂で終戦六十周年記念「日本人の心の歌」歌謡大会。戦前の部十九曲のうち、六曲が軍歌だった。二世も、戦前軍隊経験のある一世も舞台に立って歌った。本物ではないが軍服を着用したりして…。聴衆・観衆からすごい拍手。日本から来て日の浅い人が驚いた。「どうして、ブラジルの日系社会で、こんなに?」。コロニアの人たちは、この問いに整然と答えることができるだろうか。