2005年8月30日(火)
新興国の中で、ブラジルは投機的資金の流入が少なく、対外的ショックに対し強くなったことが米国のコンサルタント会社の調査で明らかになった。過去十八カ月間の投機的資金は二〇〇五年六月時点で三三億ドル、アジア危機が発生した九七年六月には三〇八億ドルに達していた。投機的資金が多い国は韓国(〇五年六月に二九四億ドル)、トルコ(同一六三億ドル)、メキシコ(同一五八億ドル)など。
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サンパウロ市から百五十七キロ離れたペルイベ郡イタリリから大型で良質のアメジストが産出され、バイア州やミナス・ジェライス州の宝石商から注目を集めている。鉱床は街から十八キロの郊外にあり、採石人三百人は夢を求めて徒歩や自転車で通う。鉱床は十二メートルの谷底で、二人がすでに生き埋めになった。鉱床や採石人の登録は、まだ行われていない。アメジストは透明度により宝石として研磨されるのは一五%以下、残りは半貴石や装飾用に利用される。
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九月一日から免税申告の受け付けが始まる。年収一万二六九六レアル未満の人が対象。申請はインターネット、電話、銀行を始め、薬局やパン屋など一部商業施設でも可能。締め切りは十一月三十日まで。
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サンパウロ市西部のヴィラ・ロボス公園拡張で、広い芝生と子供用のレジャーランドを併設した新設部分が二十七日、州へ引き渡された。従来の四〇万平方メートルに、新設部一〇万平方メートルが加わった。サッカーグラウンド二カ所とイベント広場があり、五万本の常緑樹が植えられた。さらに公園内はトイレや水道設備も完備する。計画では、七二万平方メートル全域を公園に造成する予定となっている。