2005年9月1日(木)
「第三十六回老人週間」が九月十日、ブラジル日本文化協会大講堂で開かれる。サンパウロ日伯援護協会、救済会、ブラジル日系老人クラブ連合会、日系高齢化社会研究グループの共催。今年は「若い世代に伝えよう、私たちの心」をテーマに終日、講演や記念式典、ショーが催される。
入場は無料。会場では午前八時から、六十歳以上の高齢者を対象に無料の健康診断を実施する。
プログラムは午前十時から。元援協あけぼのホーム長の竹村英郎さんによる健康体操「あけぼの体操」に続き、十時二十分から西国康子医師による医療講演会が開かれる。テーマは「医療サービスの利用について」。
休憩をはさみ午後一時から記念式典。当日の最高齢来場者への表彰なども行われる。
一時半からは飯島秀昭・蒼鳳社長が講演。その後は午後四時半まで広島県人会の神楽、フラメンコなど様々なショーが行われる。
毎年、文協大講堂が満員となる老人週間。マットグロッソやパラナなど、州外から参加する人もある。今年は土曜日に開かれることもあり、多くの人手が予想されるという。
関係者が案内のため来社。援協の坂和三郎副会長は「今年のテーマ『若い世代に伝えよう、私たちの心』には、一世が減少して二世三世の時代になる中、若い人たちに自分たちの心や人生体験を知ってもらいたいという気持ちを込めました」と語る。そして「老人だけでなく多くの人に来てもらいたい。ご家族一緒にお出かけください」と来場を呼びかけた。
問合せは各共催団体まで。