2005年9月1日(木)
サンパウロで二度目の公館投票が始まった。書類の記入には職員六人が応対、投票所には十五の記載台を準備するなど対応を進めていた総領事館だが、午前中の混雑は予想を越えていたかもしれない。いったん来たものの「また別の日に来ますよ」と帰っていく人も。三時以降は混雑も一段落。同館によれば、今日は初日ほどではないだろうとのこと。
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受付所のそばには、医師と看護師が待機。混雑とは対照的に、こちらはやや時間を持て余し気味のようだった。「血圧をはかってほしい」と言ってきた人もいたとか。幸い、初日は体調を崩す人はいなかったようだ。
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平日ということもあり、投票初日は若い人の姿はまばらだった。それでも、四十歳の男性が受付開始前から来ていたほか、駐在員の夫人だという二十歳台の女性も、子供を預けて足を運んでいた。「日本みたいに演説もないし、情報が入ってこないから、どこに入れるか悩みますよね」。
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ボリビア東部地方の新聞「EL DEBER」はサンファン移住五十周年を〃金婚式〃と銘打ち、特集号を組んだ。移住の歴史や移住地内で継承される日本文化などを紹介。養鶏や農業などの貢献度、初のサンファン市長となった伴井勝美さんのインタビューの掲載も掲載されている。