2005年9月2日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙三十日】十二月に日本で行われる世界のクラブチャンピオンを決定するトヨタ杯に、南米地域チャンピオンとして出場するサンパウロ・サッカーチームのサポーターが、チームの三度目の優勝を直接自分の目で見るべく訪日の準備を進めている。
トヨタ杯の出場権をかけた南米地区の覇者を決めるリベルタ・ドーレス杯の決勝最終戦は七月十四日、サンパウロ市モルンビー競技場で行われ、ブラジル勢同士の対戦となった。サンパウロがアトレチコ・パラナを四対○で下し、一九九三年以来三度目のチャンピオンの座についた。
この時点でサポーターらは世界制覇に向けて熱いエールを送り始めた。トヨタ杯は各大陸のチャンピオンによるトーナメント戦で、サンパウロは十二月十四日、アフリカとアジアのチャンピオン同士の勝者との対戦が緒戦となる。これに勝つと十八日の決勝戦に進出する、下馬評では、よほどの番狂わせがない限り、決勝はサンパウロとヨーロッパ・チャンピオンのリバプール(英国)の対戦になると予想されている。
試合の入場券は未発売だが、ブラジル系旅行社二社が観戦パックツアーを売り出した。両社とも当初の予定を上回る申し込みがあったという。CNTツリズモは十一日から十九日(予定)の期間で宿泊費を含め一人当たり二七九九ドル(税金や交通費は含まず)、カナダ航空でトロント経由。これまでに五十人が申し込んだ。
いっぽうステラ・バロスは十一日から二十日までで一人当たり三一七一ドル(同様税金や観光費は含まず)、デルタ航空でアトランタ経由。百人の申し込みがあった。十二月は旅行シーズンで飛行機の座席確保が難しく、航空運賃値上げの可能性もあるので、早目に手配することを勧めている。