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東西南北

2005年9月7日(水)

 PT(労働者党)の党首選出は、決選投票にもつれこむ可能性が大きくなった。PT各派の代表は、多数派を代表するベルゾイニ候補が一位になるものの過半数獲得には至らないと見ている。決選投票となると、サンパウロ州左派連合の動向いかんにかかるという予想だ。ベルゾイニ候補は左派連合から離脱した前歴があり、ハンディがある。さらにジェンロ前党首を差し置いたことでも、ジェンロ派の反感がある。
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 軍政時代の国家情報局(SNI)長官であったオタヴィオ・A・メデイロス将軍が五日、八十二歳で死亡した。同将軍は六四年、SNIの構造改革を行った。七五年にブラジル版中野学校の初代学長を務め、多数の秘密諜報員を輩出した。フィゲイレド長官が大統領に就任した七八年、後任としてSNI長官に就任。その間、リオセントロ事件と新聞記者ボンガルテン氏殺害の指揮をとったという噂がある。
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 中央銀行フォルタレーザ支店は国内の銀行強盗史上、最大の被害を被ったが五日、丸一ヶ月が過ぎた。連邦警察は一部共犯者を逮捕したものの、主犯の逮捕には至っていない。回収したのは、盗難金の三・六四%に過ぎない。紙幣は続き番号でないため、すでに金融市場で流通しているものと見られる。レシフェ連邦会計院(TRF)は、逮捕した共犯者三人を仮釈放した。当初全員の逮捕は時間の問題といわれたが、それはなかった。
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 マーケティングの雄、ドゥッダ・メンドンサ氏の事務所や自宅、別荘が連邦警察の特捜班によって家宅捜索を受けている。最高裁の指示により、メンドンサ氏とPTと裏金の関わりを解明するためという。家宅捜索はサルバドルとサンパウロ市の六か所で執行された。検察庁や国税庁も、外為法違反で介入する。連警による家宅捜索は、メンドンサ氏が旅行で留守中の出来事だったようだ。