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東西南北

2005年9月9日(金)

 政府は来年度予算案の中に個人所得税の最高税率を二七・五%から二五%へと引き下げる案を盛り込んだ。最高税率を適用されるのは月収二六一九レアル以上の所得者。月収五〇〇〇レアルの所得者で約五九レアルの減税となる。減税により歳入は二八億レアル減少するが、景気回復による税収増で相殺する見通し。
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 サンパウロ州ジュンジアイー市で先月三十日に誘拐された八歳の男児の遺体が七日朝、同州ナザレー・パウリスタ市のダム湖で浮かんでいるところを釣り人に発見された。男の子は祖父が使用人として働いている企業家の自宅で、ヘルメットをかぶった二人組の男らに企業家の息子と間違えて誘拐された。三〇万レアルを要求していた犯人らは、間違いを知ってから連絡を絶っていた。
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 ブランコで遊んでいた女児二人が倒壊した高さ二・八メートルの塀の下敷きになり、一人が死亡、もう一人がけがをした事故が六日朝、サンパウロ市東部パルケ・パウリスターノ市の公立小学校で発生。同校は一九四四年の設立で全面的改装は一度も行われていなかった。
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 二試合連続のショーならず――。ブラジル代表は六日、スペインのクラブチーム、セビージャとの親善試合に挑み、一対一で引き分けた。累積警告から復帰したロナウジーニョ・ガウショが加わったセレソンだけに、先日のチリ戦同様の芸術サッカーが期待されたが、前半はともに無得点。セビージャの創設百年を祝う親善試合だけにブラジルは後半、レギュラーの大半を入れ替え、「休憩」モードに。セビージャに先制を許したが、終了間際に相手の自殺点で同点に追いついた。