2005年9月9日(金)
エスタード・デ・サンパウロ紙五日】国内ですし製造機が初めて輸入販売される。機械は台湾製のアンコブランドで輸入元のブラリックスでは二十日から二十三日の期間にサンパウロ市内アニェンビー展示会場で開催される食品および宿泊設備機械展に出品して宣伝することにしている。輸入元では、日本食は近年ブラジル人に浸透しており、特にすしはポプュラー化されているとした上で、かといって日本料理店のスシメン(すし職人)が作り出す味と風味にはかなわず競合できないため、シュラスカリアやブッフェ仕出し業などが狙いだとしている。シュラスカリアやブッフェでは最近、すしが定番メニューとなりつつあるため、スシメンを雇わず量産できるのはメリットとなると見ている。機械は平均二万二〇〇〇レアル相当で一時間に一万二〇〇〇個の製造能力を有する。炊いたご飯を入れるだけで製造されるが仕上げは人間の手が必要とのこと。
輸入元はコシニャなどのおやつやおつまみの製造機メーカーで輸出実績を持つが、すし製造機は将来国産化を視野に入れて輸入販売に本腰を入れたいとの意向を示している。