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2千支部から3万人=青年会発足50年祝う=生長の家=サンパウロ市競技場で

2005年9月9日(金)

 生長の家ブラジル青年会発足五十周年記念全国大会がサンパウロ市パカエンブー競技場で開催され、寒空の中、全伯の二千支部から約三万人が集まり節目の日を盛大に祝った。
 「今年最も重要な行事」と岩坂吉彦理事長は開会のあいさつで位置付けた。「希望、勇気、人生の意義をみつけた青年たちは輝いている」と語りかけた。
 同会は一九三五年ごろから発足の話はあったが、戦後発足し、同教団発展の原動力として活躍してきた歴史を振り返った。
 絶えまなく音楽が流れ、司会者の元気のいい声が響く。講話の間には、次々に歌手やダンサーが教団の歌や流行歌を歌い、競技場全体が熱狂した雰囲気になった。時には体をゆすって大合唱するなど、寒気を吹き飛ばすような熱気に包まれた。
 マット・グロッソ州都クイアバからバス五台、百五十人を引率してきたルイザ・アリッセ・ダ・グーニャさん(66)は「私はカトリックだが、二十五年も生長の家も信仰している。ここは他にない哲学がある」と称えた。
 初めて参加したという、サンパウロ市から七十キロのアンパーロ市からきたパトリシア・ヴァレンチネさん(33)は、「こんなに仲間がたくさんいるとは思わなかった。いろいろな宗教を渡り歩いた。他はいろいろ禁止事項があるが、ここは本人の判断に任されていてより自由な感じがいい」との感想をのべた。
 最後に世界平和の祈りが捧げられ、「青年会は金である」の歌を全員で合唱し閉幕となった。