2005年9月14日(水)
大豆不況をかこっていたアグリビジネスだが、八月までに二八六億六〇〇〇万ドルを輸出した。昨年同期比で一〇・一三%増と記録を更新している。昨年同期比でそれぞれ砂糖アルコールが六二・五%、コーヒー五七・五%、牛肉三三・三%、煙草二四・三%、乳製品一六%。果物六・六%の増加であった。金額では大豆と大豆加工品がトップを占め、六五億六七〇〇万ドルである。昨年同期比では一三・六%減となった。
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ペトロブラス石油公団とバイア州政府は、ひま油専用のバイオディーゼル精製所を建設する計画を立ち上げた。ペトロブラスの音頭で、ダグリスやエコディーゼル、パウリスタ・グループなど企業から二億四〇〇〇万レアルの投資が誘致された。同州技術課によれば、二〇〇六年までに綿実油やひま油、パーム油の精製所五か所が設置され、三億八〇〇〇万リットルのバイオディーゼルが生産される予定。またグリセリンやひまの絞り粕などの利用法も研究している。
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ラテンアメリカ・ロジスチック(ALL)と食糧メジャーのブンゲは、パラナグア港に遺伝子組み替え(GMO)穀物専用の積み出し設備建設で業務協定を結んだ。これでパラナグア港にはGM専用積み出しで、グレイン・ターミナルと二社が進出した。他にGM専用倉庫やGM専用サイロも建設される。GM大豆は次期夏期収穫産から、ここでパッケージや表示、積み出しなど一貫した流れ作業で行われる。GM専用の船舶も横付けされ、ピストン輸送が行われる。パラナ州のレキオン知事は、GM製品に対し批判的立場を採っていたため、パラナグア港を州政府管轄から取り上げる計画があった。同知事は同州への投資が確実なものであれば、GM受け入れで考慮の余地があると軟化した。同港には、さらに別のグループからもGM積み出し設備への投資計画がある。同港は港湾公団の設備を在来種大豆専用とし、民間の設備はGM専用の積み出しや倉庫となりそうだ。