ホーム | 日系社会ニュース | 書道、ますます隆盛=24、25日恒例愛好者展

書道、ますます隆盛=24、25日恒例愛好者展

2005年9月20日(火)

 年に一度の書の祭典、第二十六回ブラジル書道愛好者展が二十四、二十五日の午前九時から午後五時まで、ブラジル日本文化協会ビル貴賓室で行われる。主催はブラジル書道愛好会(若松孝司会長)。今年は約百六十作品が展示される。
 「だんだん少なくなると思ったけど、去年より二十点くらい増えてどこに置くか困っているくらい」と驚く若松さん。刻字も十二点と、増加した。一人一作品が各県人会書道教室などから出品されている。また、現在書道の教師としてバイーア州サルバドール市で活躍する竹内美礼さんの作品も展示される。
 毎年日本で行われている「国際高校生選抜書展」(毎日新聞社主催)にブラジルから出展し、入選した高校生の作品十一点も飾られる。中には外務大臣賞に輝いた作品もある。二十五日の午後三時からはその表彰式が行われ、続いて書のデモンストレーションが行われる。
 若松さんは「年間にこんなに作品が集まるのは世界でもサンパウロだけ。また、書は世界に普及しているけど、実際に書かせているのもここだけ。これを誇りに思っている」。石川えつこさんも「皆の作品がこんなに集まったので賑やかな書展になることを期待している。是非、会場に来て下さい」と呼びかけている。