2005年9月23日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十一日】暦の上で二十二日午後七時二十三分から春となった。気象庁によると、今年は全般的に例年より一度か二度気温が高い温暖な春になると予想している。これは大西洋の海水温度の上昇によるものだという。春先は大陸にある高気圧が南から低気圧の侵入を防ぐため降雨が少ないが、十月下旬には高気圧が洋上に張り出して、アマゾン地方から湿った空気が大陸内に流れこむことで雨が多くなる見通し。
サンパウロ市内では十月の平均温度は最低が一五・一度、最高が二五・一度で、降雨予想は一三三・六ミリとなっている。春の終わりの十二月二十一日までに一九七・九ミリの雨量となる見込。
今年の冬は暖冬で例年より二度高く、最高は八月末の三二・五度、最低は七月九日の九・四度だった。異常乾燥が続いたが九月に入り雨量が一〇〇ミリを超え、例年九月平均の七三・九ミリを上回った。