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地下鉄強盗対策を強化=販売窓口は防弾ガラスへ

2005年9月23日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙・十六日】バスの乗車券が統一複数券(ビリェテ・ウニコ)になり、車内での現金扱いが激減したことで、強盗はメトロの乗車券販売所を標的にしている。このため当局では警備をさらに強化するとともに、販売窓口を十月から防弾ガラスにすることを決定した。
 メトロの販売窓口での強盗は今年一月から今月十五日までに二百六十六件が発生。毎日一件の割合となる。今月はやや多く十五日間で二十二件だった。強盗が最も狙いやすいのが東部のベレン駅からパトリアルカ駅の区間で、十日からの四日間に五件発生している。南北線ではアナ・ローザ、パライゾ、サウーデ駅が標的となり易く、十二日と十三日に二件づつ発生した。
 強盗らが最も嫌うのは、軍警本部があって警官の乗降が多いチラデンテスとルース駅。またセー駅やバラフンダ駅も乗客で混雑しているため犯行に適していないと思われている。警察ではこれまでに七十二人を逮捕したが、この中には東部を荒らし回っているグループの二十二人が含まれる。さらに二十三人の身許が割り出されており、逮捕は時間の問題だという。