2005年9月24日(土)
去る八月二十一日に開かれた憩の園慈善バザーの収支がこのほどまとまった。当日の純益は、約九万二千レアルに上り、昨年の七万三千レアルを大きく上回った。救済会の吉岡黎明副会長、渡辺ロベルト理事と憩の園の中川テレジーニャ園長が報告のため来社。吉岡副会長は「おかげさまで良い結果を収めることができました」と関係者に謝意を表わした。
同バザーは、憩の園の運営費捻出のため毎年行われているもので、今年で三十一回目。好天にも恵まれ、グアルーリョス市の同園には約一万人が足を運んだ。
当日は、日系青年団体などから千人のボランティアが参加。会場には約四十の料理屋台が出店したほか、舞台では歌手の伊藤カレンさんのショーや和太鼓演奏、カポエイラなど様々な催しが行われた。大阪の慈善団体から寄贈された中古服の販売も行われ、にぎわいを見せた。
約九十人の入居者もボランティアとともに車椅子で会場をめぐったり、家族の訪問を受けるなどして一日を過ごした。
救済会では毎年八月の第三日曜日に慈善バザーを開催している。吉岡副会長は「来年も引き続き協力をお願いします」と呼びかけた。
決算の詳細は次の通り(単位はレアル)。
【収入】売店・食堂=八万七千二百三十八・八七、ビンゴ・現金寄付等=四万三千二百十八・八〇、バラッカ場所代=三千七百八十・〇〇。【支出】食料品材料・消耗品費=三万六千五百九十三・二二、広告印刷物・通信費=四千九百五十二・〇八。【差引純益】九万二千六百九十二・三七。