2005年9月27日(火)
三月に発売開始した個食スープ「VONO」が好調に売上げをのばしている味の素インテルアメリカーナ社(酒井芳彦社長)では、粉ジュースの新製品も発売することになった。
十月五日から発売を開始するのは、ダイエットタイプの粉末フルーツジュース「FIT」(七十五センターボ)で一袋を溶かして一リットルにするもの。味はラランジャ、マラクジャなど五種類。食事を食べながら飲んでもらうことを想定している。
二〇〇〇年に発売開始されたMID(砂糖入り)の姉妹商品的な位置付けだが、こちらは砂糖なしの甘味料(アドサンチ)入りなので「糖尿病の人も安心して飲めます」(佐川ウンベルト広報課長)という。乾燥果汁原料が入っているので天然果汁の味がでているという。FITのレモン味にピンガを混ぜれば即席のカイピリーニャが楽しめるとか。
また、天羽賢次一般用製品担当取締役は、「VONOは販売開始から五カ月で、予定していた売上げの一年分を売ってしまい、工場は増産体制に入っています」と嬉しい悲鳴をあげる。
六―七月のニールセン社のシェア調査で、同分野では三三%(金額ベース)を記録し、堂々の一位となった。「本来は二年目に一位を目指していたんですが」と同取締役。十月には別の商品の新発売も控えており、当分、快進撃は続きそうだ。