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コラム オーリャ!

 今年も忽然と消え失せた。昨年末から売り出され、年が変わると同時に安売りセールがスタート。三→五→七割と値引きされるうち、来年度版が店頭に並び始める。
 スケジュール手帳のことだ。端境期というか、その姿をいったん見かけなくなるいま頃の時期になると、来る年の話題が取りざたされ出す。二〇〇六年の焦点は何と言っても大統領選挙だろう。
 そんなとき、今週号の「ヴェジャ」誌で、興味深い記事を目にした。サンパウロ州生まれの大統領は第五代ロドリゲス・アウヴェスが最後。彼が辞職したのは一九〇六年だから来年で百年になるという。
 まさか。クアドロスやカルドーゾにはパウリスタの印象があるが――。気になって、歴代の出身を調べてみると確かにアウヴェス以来、サンパウロ州生まれの大統領はいない。
 「パウリスタ」が次期大統領選挙のキーワードの一つになるか。(大)

 05/09/27