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イタリアでブラジル人女性死亡=麻薬の大量投与の果てに

2005年9月28日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】イタリアのジェノバ市で二十五日、リオデジャネイロ市出身のブラジル人でショーダンサーの女性(31)が死亡し、イタリア在住のブラジル社交界のスキャンダルとして現地紙が取り上げている。
 死亡した女性はブラジルのテレビタレントで、イタリアでドラマなどに出演している俳優のパオロ・カリサノ容疑者(38)の部屋で、変死体となって発見された。同容疑者の通報で駈けつけた警官によると、コカインの大量投与が死因とみて検死鑑定に回された。同容疑者の部屋からコカイン三十グラムが発見・押収され、同容疑者は常習者として麻薬取締法違反で逮捕された。
 警察の調べによると、同容疑者は定期的にブラジル人主体のパーティーを催し、麻薬を使用していた。二十四日にもパーティーを催しており、死亡した女性も参加していたことから、パーティーに続いて翌日もコカインを大量に使用し、死に至ったとみられている。警察ではパーティー参加者全員を取調べることにしている。