日本の文化庁は毎年、東京と関西二ヵ所で日本語教育大会を開催している。
日本語を豊かに、国際社会での日本語…といったテーマが多かったが、最近では出稼ぎ子弟の言語問題が取り挙げられるようになってきたようだ。
昨年は「地域における年少者への日本語習得支援について考える」というテーマで、実際に出稼ぎの親について日本へ渡り公立学校で大学まで進んだ日系三世が体験談を発表した。
今年は真っ向から外国人年少者への支援について取り上げられたようだ。
子供たちを救おうと、現在ある問題に目が向けられているのはとてもいいことだ。体験談は聞ける機会がもっとあれば、と思う。
だが、日本語の美しさや遊びを考えるゆとりが減っている悲しさも感じる。 (郁)
05/09/28