2005年9月29日(木)
労働者党(PT)執行部は二十七日、約三十一万三千人が十八日に投票した党総裁選挙一次投票の結果を発表、ベルゾイーニ候補(主流派)が四二%、ポント候補(社会民主派)が一四・七%を得票し、十月九日に実施される決選投票に進むことを明らかにした。ポント候補はわずか二百七十九票差でポマール候補(左派)を下しての決選進出。PT主流派の勢力後退が表面化した。
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市参加基金(FPM)の交付拡大を要求する市長ら約百五十人が二十七日、レナン上院議長との面会を求めて上院に乱入、警備員らと押し合いへし合いに。混乱の中、議長は市が抱え一八〇億レアルに上る社会保障費赤字の再交渉を、資産暫定令(二五二号)に盛り込むと約束。
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コスタ通信相は二十八日、月収が最低賃金の三倍以下で連邦政府の社会福祉制度に登録されている低所得者向け固定電話の基本料金を五〇%近く減額すると発表した。これまでの基本料金はサンパウロ市が三八・一三レアル、リオ市が四一・二六レアルで、利用度の低い低所得者には負担となっていた。減額は基本料金のみで、携帯電話との通話や長距離通話に減額はない。
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六〇年代にTVレコルデの番組「ファミーリア・トラッポ」のブロンコ役で一躍有名になった喜劇俳優のロナウド・ゴリアス氏が二十七日早朝、臓器不全で逝去した。享年七十六歳。告別式はサンパウロ州議会で行われた。同氏はサンパウロ州サンカルロス市出身で仕立て人やブリキ屋を転々とし、チエテ・クラブ勤務時に才能を見出された。その後SBTの「メウ・クニャード」「プラッサ・エー・ノッサ」などで人気を博した。