2005年9月30日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十九日】サンパウロ市役所は二十八日、市内で回収されるゴミのリサイクルを五倍に増やすための新たな計画を発表した。
現在毎月回収されるゴミの量は二万四〇〇〇トン。そのうち四七・五%はリサイクルが可能なゴミだが、実際にリサイクルされるのは一八三一トン(全体の〇・八九%)のみとなっている。市は九三六〇トン(同四・五八%)を目標に設定、リサイクル品の販売総額も約二八万三〇〇〇から一六九万二〇〇〇レアルへと増やす計画。
リサイクルは現在市が契約する会社の職員計七百五人により行われているが、年内にも職員を二千七百人に増やし、給与も四〇〇から六二六レアルへ引き上げる予定。市内では市役所と関係なく五千人から二万人のリサイクルゴミ回収業者がいる。ゴミの選別所は能力を増強した上で、十四ヶ所から十カ所に減らされる。