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いかに今までがルーズか…=銀行待ち規制=ほぼ制限時間守る

2005年10月1日(土)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十日】銀行応対待の待ち時間を制限するサンパウロ市条例が二十九日から実施されたが、待ち時間を記録するタイムカードなどの設置を怠ったことで罰金を科せられた銀行が続出した。しかし、業務自体はスムースに流れ、制限時間をオーバーすることはなかった。これにより、いかに今までの応対がルーズだったことが浮き彫りにされ、今回の「改革」は利用客に好評をもって迎えられた。
 市条例が施行されたことで、区役所の監督官が市内七十五カ所の銀行を巡回した。その結果、三十九行が待ち時間を記録する装置を設置していなかったため、五六四レアルの罰金を科せられた。例えばピニェイロス区では六行のうち五行が罰金の対象となった。このうち一行は設置したにもかかわらず時間の表記が出なかった。またレアル銀行では二人の行員が手書きで時間を表記していたが、これも違反となった。同銀行では反発している。
 ボアビスタ街では、時間表記機器の設置が遅れている銀行もあったが銀行業務はスムースで、ほとんど待ち時間がなかった。行列ができた銀行でも業務は速く、すべて十五分以内に片づいた。あまりの変わりように唖然とした客が多かった。

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