2005年10月1日(土)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙三十日】郵便局CPI(議会調査委員会)で与党労働者党(PT)の議員ら三人が二十九日、公債の売買で公社年金基金に損失を与えたブローカー十一社の銀行口座開示を阻止するために委員会を欠席、定足数(十七)に達しなかったため表決を実施できなくなった。CPIは十五日前から定足数に達せず表決が行われていない。
CPIの報告によると、六基金の損失額は九〇〇万レアルに達するという。CPIはこうした金がPTの裏帳簿に流れた可能性を調査している。
CPI委員長は二時間も委員を待ったがムダに終わり、「PT議員の委員がいないのは嘆かわしい。このままだとCPIは来年に持ち越されることになる」と宣言し、閉会にした。同CPIの調査は、A・C・M・ネット下議(自由前線党=PFL)が年金基金の副報告者を辞任したこともあり、はかどっていない。