2005年10月4日(火)
各党の移籍期限前日の三十日に労働者党(PT)は所属する下院議員が八十三人となり、一週間でブラジル民主運動党(PMDB)の七十九人を抜いて第一党の座に返り咲いた。〇二年の当選者数と比べると八人減少。同じ比較で議席が最も増えたのはブラジル労働党(PTB)の十八人増。逆は自由前線党(PFL)の二十三人減。九月の一カ月間に知事五人が党籍を変更した。
◎
六人組の男が連続二件のマンション強盗を働いた後に警官らと銃撃戦になり、犯人の一人が死亡、警官一人が足を負傷する事件が一日夜にサンパウロ市で発生、強盗団の二人は逮捕され、三人は逃亡した。同市ジャルジン・パウリスタ区とイジエノーポリス区のマンションを襲った強盗らは、ユダヤ人のかぶる帽子などを使用してカムフラージュ、住人らを銃で脅し住居内に侵入して貴金属類を盗んだ。警察は警備員が犯行に関与したかどうか捜査している。
◎
サンパウロ州市警殺人捜査・被害者保護課(DHPP)の警官が三十日朝、サンパウロ市西部ピニェイロス区エンリッケシャーマン大通りで、自転車から転倒した際サイドミラーに当たった予備校生(20)の足を撃ち、逃亡した。警官は数分後に軍警に逮捕された。市警監察局は事件の調査を開始。
◎
銃器販売禁止を問う国民投票を二十三日に控え、賛成反対両派のTVラジオキャンペーンが一日に始まった。調査会社Ipsosが八月末に実施した全国調査によると、販売禁止賛成派七六%、反対派は二一%、「わからない」三%。しかし、賛成派も販売禁止は犯罪撲滅の決定策とならず、雇用増、路上の警官の配置増が有効と考えている。