ブラジル版ナポレオン語録=政治とモラルの真実教えます
2005年10月5日(水)
【ヴェージャ誌一九二四号】ナポレオン語録がある。現代風に書き直すと、次のようになる。
▼ほとんどの政治家は圧力を掛けられるのを嫌うが、圧力を掛けるのは大好き。
▼絞首刑を免れる法律はゴマンとある。
▼信じさせる方法は、信じ難い話に創作すること。
▼団体で盗めば、犯人は不在となる。
▼生真面目な人間よりトンデモナイ人間を起用したほうが信頼できる。
▼大統領の政治生命は、ものの言い方次第で決まる。
▼結果が分からず、成功することはない。
▼入党すると党則に縛られ、自由とやる気を失う。
▼パーセンテージには、誰でも興味がある。
▼政治と道徳は同類の盗人だから注意せよ。
▼政治取引は卑しい人間を生み出す。
▼全ての政権は国民を虫ケラと思っている。
▼特異な政策を打ち出す政府は長続きしない。
▼政権がイライラしたら、退陣を余儀なくされる。
▼陰謀家が悪政の転覆を図ると、反対に説得される。
▼権力者はマスコミを支配下に置き、政治の道具に使うことを常に心がける。
▼無神論者は狂信者より、よい部下になる。
▼意気地なしの卑怯者は、正直者らしく振舞う。
▼政治的潔白という表現は、常識に反する。
▼再々交代する崇高な大臣よりは、役職にしがみつく無能大臣のほうが良い。
▼配慮に報いることが出来ない人間は、切り捨てる。
▼警察の言うことは、真実よりもウソが多い。
▼法律の解釈は、法を歪め社会を腐敗させる。
▼責任の所在を法的に定めるのは愚かなこと。
▼善法の解釈より悪法の適用のほうが、効果がある。
▼金銭に関しては、どんな法律も効果がない。
▼政治はモラルを求めるもの、モラル自身ではない。
▼議員権はく奪は、過失と法令の馴れ合い以外の何物でもない。
▼人間を救うのは信仰ではない。不信が救う。
▼専門家は簡素化ができない。国家審議会は問題を難しくするだけだ。
▼商売は人間を結束させる。だから国家の障害物。
▼善法は全て短命。長生きすると法律は効力を失う。
▼みんなが役職を欲しがると、役職は先売りされる。
▼もし国民の大部分が法律を無視すれば、裁判所は要らなくなる。
▼国民が消化できない大帝国は、やがて死滅する。
▼全ての過ちに対する寛容は、黙認に過ぎない。