ルーラ大統領=「経済政策に変更なし」=ブラジル人の葡不法滞在を謝罪
2005年10月15日(土)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十四日】ポルトガルのポルトを訪問したルーラ大統領は十三日、ソクラテス首相を始め両国の企業家約百人が参加したセミナーで、大統領選を来年に控え、また五カ月に及ぶ政治危機のためブラジルは緊張した年を送っているが、それを理由に「魔法の」「花火を打ち上げる」ような経済政策を採用することはなく、現行路線を踏襲すると述べた。
ブラジル政府は夜中に始めて明け方に終わる魔法のような経済政策をすでに数多く採用してきたが、国を豊かにするどころかさらに貧しくしたとする大統領は、為政者らがより寛大になり、無責任な行動をとる選挙の年に手綱をゆるめるつもりはないことを強調した。
労働者党(PT)が、インフレ抑制と経済成長をめざす経済路線が大統領の再選に重要と考える中、大統領は経済の舵取りに「非常に骨を折ってきた、今までの苦労を無駄にするわけにはいかない」と断言した。
また、両国間の経済関係がかつてなく良好だと述べた大統領は、経済活動を相互補完的なものとして、ポルトガルへの投資をブラジルの企業家らに呼びかけた。ポルトガルは米国に次いでブラジルに多く投資しており、ポルトガルの企業家らはブラジル経済のグローバル化に貢献しているとソクラテス首相は述べた。
同日行われた共同記者会見でルーラ大統領は、在留許可を得るための罰金を払わず不法滞在を続けている一万八千人のブラジル人について同首相に謝罪し、ポルトガル政府の善処を求めた。対して同首相はブラジル人のポルトガルへの入国は歓迎するとした上で、対応を検討するよう内務省に伝えたと答えた。
大統領一行は十四日にスペイン、その後イタリアとロシアを訪問する予定。