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改善傾向の大統領評価=肯定・否定がほぼ拮抗

2005年10月18日(火)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十五日】政治危機発生から五カ月が経過する中、テレビ局グローボは十四日、調査会社Ibopeの実施したルーラ大統領と同政権の支持率調査の結果を発表した。そこではわずかながらも大統領への評価の改善が確認された。
 ルーラ政権に対する肯定的評価(「最高・良い」)が三〇%と八月の前回調査の結果から一ポイント上昇、否定的評価(「悪い・最悪」)も二八%と前回の結果から三ポイント低下した。「大統領を信用する」と答えた人の割合も四六%と前回から三ポイント上昇し、「信用しない」は前回の五二%から四九%へと三ポイント低下した。
 来年の大統領選挙では、決選投票でルーラ候補は三八%対四四%でセーラ候補に敗北すると予想されるが、ルーラ候補の得票率は前回調査と比べ三ポイント上昇した。決選投票で勝利が見込めるアウキミン候補やガロチーニョ候補に対しても、前回調査から一また四ポイント得票率を伸ばした。
 ルーラ大統領の支持者は、低所得、低学歴、北東部、人口十万人以上の都市で増加している。