2005年10月18日(火)
十六日に大阪府堺市内の相撲道場で行われた第十三回(女子四回)世界相撲大会に、ブラジルからも参加する予定だった団長、監督を含む十人の選手団の参加が取り止めになっていたことが分かった。昨年までは問題なく認められていた予算だったが、今回は連邦政府内のごたごたのあおりをくった格好のようだ。
「三月には連邦政府のスポーツ省に書類をまとめて申請していたのにねぇ」と残念そうに話す赤木ブラジル相撲連盟会長。申請に対する認可が下りないとわかったのは出発十一日の前日。「年々、申請が難しくなってきていた。連邦政府が汚職などでごたごたしていたからかも・・・。連邦政府もいろいろ考えていたみたいだけど相撲にあてるお金がカットされたっていうことです」。
飛行機の旅券もその予算に含まれる。毎年、全伯ブラジル相撲大会での各階級優勝者を男女四名ずつ選出して大会に出場していたが不参加は今年が初めてとなり、関係者は肩を落としている。
選手団の中にはパラー州、リオ・グランデ・ド・スル州などの遠方からも参加。一週間前にはトゥッパン市で合宿をしていた。赤木会長は「選手たちが一番落ち込んでいます。でも来年に向けて頑張って欲しい」と話した。