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刑務所で11時間にわたり暴動=ライバル組織の服役者3人殺害=グアルーリョス市

2005年10月19日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】大サンパウロ市圏グアルーリョス市の刑務所で十七日朝、服役者らが暴動を起こし、ライバル犯罪組織の服役者三人を殺害、職員十四人を十一時間にわたって人質に取り、立てこもった。
 午前七時半に監房の扉が開けられたときに刑務官を人質に始まった暴動は午後六時半まで続き、フルカワ刑務所管理局長官が暴動を起こしたグループの要求、同刑務所のロペス所長とサンターナ教育・保安部長の更迭を受け入れた後に収束した。
 暴動を起こしたのはブラジル犯罪革命コマンド(CRBC)のメンバーで、ライバル組織の州都第一コマンド(PCC)と同盟関係のあるコマンド・ヴェルメーリョ(CV)のメンバーとみられる三人の服役者らに暴行を加えた上に刺殺、一人の首を切断し、遺体を中庭にさらした。ある服役者によると、三人は幹部職員の「人形」で、監房内に携帯電話と麻薬があることを漏らしたために殺害されたという。
 殺害後、暴動を起こした服役者のリーダーらは、フルカワ長官との交渉を要求、刑務所に来なければ人質を殺すと脅した。同長官は午後三時半に到着、リーダーらは面会に来た家族らに対する職員の扱いの悪さ、ライバル組織の服役者の存在への不満を訴えた文書を渡した。同長官が対策を取ると約束し、暴動は終わった。
 同日、サンパウロ州内陸部のアヴァンニャンダーヴァ市とイタペチニンガ市の刑務所でも、服役者らが職員や他の服役者らを人質に暴動を起こしたが、それぞれ十時間後と一時間後に収束した。サンパウロ州では今年に入ってから十七日のを含め、十一件の暴動が発生している。

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