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ジルセウ下議の申立却下=最高裁=認めた長官に批判強まる
2005年10月21日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】連邦最高裁判所は十九日、ジルセウ前官房長官が提訴していた、労働者党(PT)不正資金に関連しての下院倫理審議会の追及は無効だとの申立に対し、却下の判決を下した。
判事の表決は却下が七、無効とするが三だった。三人のうち一人はジョビン長官で、同長官は事前に前長官の申立を認める運動をしていたが失敗に終わった。同長官はこれまで政府及びPT支持を公然と表明しており、このため裁判において公平な判断に欠けたとの見方が強まり、関係者の間で批判が強まっている。
下院倫理審議会は最高裁の今回の判決を確認してから審議会の表決を行うことを表明していたため、予定通り二十一日に実施する。これにより、報告書作成担当のデルガード下議が提出したジルセウ下議の議員権はく奪の動議を議会に上程するかどうか最終決定が下される。
ジルセウ下議は最高裁の判決を予期していたと冷静に受け止めながらも、あくまで抗戦する構えを崩していない。最後の砦の議会での議決に向けて「死ぬまで闘う」と宣言しており、二十一日の審議会の席上で明らかとなる報告書の中の容疑を記した各項目につき、共同記者会見を開いて弁明するとの立場を強調した。