2005年10月25日(火)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十五日】ルーラ政権に対する評価が低下し続けていることが、調査会社ダッタフォーリャが今月二十日と二十一日に実施した調査で明らかとなった。
ルーラ政権への評価は、「最高・良い」が二八%と、前回(八月十日)調査より三ポイント低下した一方、「悪い・最悪」が前回調査から二ポイント上昇して二八%と並んだ。「普通」は前回より一ポイント上昇して四二%、「わからない」は二%だった。
大統領個人を「最高・良い」とする評価も七月の五一%から今回は四〇%に低下、「悪い・最悪」は一二%から二〇%へと上昇した。「普通」「わからない」はそれぞれ三七%と三%。
所得層別にみると、低所得者の支持率が三七%と高いのに対し、中間層は四〇%、高所得者は四二%が「支持しない」と評価が厳しい。地域別では北東部で支持率が高く、南部で支持が低い。
来年の大統領選では、第一次投票で野党の各候補(セーラ、アウキミン、カルドーゾ)に対してルーラ候補は勝利を収めるものの、決選投票ではセーラ候補に四五%対四一%で敗れる見通し。しかし、前回調査(四八%対三九%)で九ポイントあった差は四ポイントに縮まっている。