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2005年10月26日(水)

 来伯中の日本語教育関係者によれば、最近日本の研究者が移民社会の日語教育に目を向けるようになってきた。国内のフィールドは既に飽和状態で、海外に新たな研究対象を捜しているのだという。「先に書いた人が勝ち」の世界だから、資料集めの競争が厳しさを増しそうな勢い。コロニアの貴重な〃財産〃が散逸してしまわなければよいが。
    ◎
 四十五周年を迎えた富山県人会。県人の移住は一九一〇年の旅順丸にはじまり、約千八百人がブラジルに渡った。月日は流れ、現在、富山県内には四千三百人のブラジル人が暮らしているという。五年後の県人会五十周年は県人移住百年の大きな節目。式典の終わりに根塚副会長が呼びかけた。「それまで皆さん、マメで(元気で)おられ」。
    ◎
 二十三日の富山県人会式典。会場では、訪問団の青柳志郎・北陸書道院理事長が掛け軸を揮毫、県人会に贈った。書かれた文字は「拓」。その後、祝賀会の間、青柳さんの周りには記念の一筆を希望する人の列が続いた。ちなみに、この日功労者として表彰された第三アリアンサの西田正義さんが書いてもらった言葉は「努力」だった。