ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 嵐、サンパウロ市などを強襲=豪雨と強風で浸水や停電

嵐、サンパウロ市などを強襲=豪雨と強風で浸水や停電

2005年11月1日(火)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙、エスタード・デ・サンパウロ紙二十九日】二十八日午後にサンパウロ市を襲った豪雨は、市内の七カ所以上で浸水を引き起こした。夏の典型的な夕立に似た今回の嵐は時速一〇〇キロ(二七・八メートル/秒)にまで達した強風を伴い、市内各地で街路樹などをなぎ倒した。
 倒木や折れた枝が電線を切断し、ブルックリン、アルト・デ・ピニェイロスなど市内十区で停電が発生、午後七時ごろまで続いた。またサント・アンドレー市やイタペセリカ・ダ・セーラ市の一部も停電の被害に見舞われた。消防署によると、けが人などはいなかったという。
 嵐はサンパウロ市以外にリオデジャネイロ市やカンピーナス市なども襲った。リオ市では雷雨が交通渋滞や停電をもたらし、一部住民に避難勧告が出され、カンピーナス市では、塀の倒壊で一人がけがをするなど二人以上のけが人が出た。