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紅斑熱の疑いで2人死亡=結婚式会場のホテルで感染か=リオ州

2005年11月2日(水)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙一日】ダニを通じて感染するフェブレ・マクローザ(紅斑熱)に感染した疑いで、リオデジャネイロ州衛生監督局のフィーリョ長官(41)が三十一日午後に死亡した。
 同じく先月二十六日にも紅斑熱の疑いでジャーナリストのモウラ氏(58)が亡くなっており、死者は二人目。さらに六十二歳の男性教師がモウラ氏の入院していた同じ病院の集中治療室で治療を受けている。
 三人の血液検査の結果は三日までに判明する予定で、感染が確認されれば、同州で紅斑熱の感染者が出るのは二〇〇二年以来となる。三人は同州山岳部のホテルで行われた結婚式に参加していた。
 フィーリョ氏とモウラ氏はともにデング出血熱の疑いで、それぞれ十九日と十八日に入院していた。紅斑熱とデング出血熱は症状が似ており診断が難しいという。
 紅斑熱はリケッチア・リケッチという細菌が引き起こす病気で、この細菌は馬を主な宿主とし、ダニを通じて他の動物に感染する。人間から人間へは感染しない。