レジストロ灯篭流しが始まったいきさつについて何人かに話を聞くと、いろんな説があったので混乱した。定説はリベイラ川で泳いで溺れ死んだ七人の供養をして、七基の灯篭を流したことがきっかけとされている。
しかし、供養を始めた日蓮宗の故・石本恵明総長の妻、妙豊さんによると「水難事故が多発していると聞いたので始めた。七基の灯篭は、南無妙法蓮華経の七文字です」。
「川で顔を洗っていた時に死んだ日本から来た訪問者の供養」と言うのは同市在住の佐々木悟さん。恵明総長が帰国した際、自身と同県出身である旅行者の家族に供養を頼まれ、当時七人の信者がいたことから灯篭を七基流したそう。
同市ではどれを定説とするか話し合いをしている。定説を決めるのはもちろん大事だが、いろんな説がある事も歴史のひとつかと感じた。(南)
05/11/5