2005年11月8日(火)
連警と国税庁はサントス港のコンテナターミナルを運営するサントス・ブラジル社を検査前に商品を輸入させた疑いで捜査を開始。検察庁への告発によると、自動車組み立て・部品会社が違法輸入を指示したという。
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国内総生産(GDP)に占めるサンパウロ州の割合は九〇年の三七・一%から二〇〇三年には三一・八%に低下、金額では一二〇億レアル減少した。一人当たり年間所得も平均の一・七倍から一・五倍(一万二六一九レアル)に減少。
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サンパウロ市南部パルケ・ジャバクアラ区の高架橋下で六日未明、ホームレス五人が車から降りてきた二人組に次々と撃たれ、一人が死亡、四人が重軽傷を負った。五人は麻薬を使用中だったとみられる。被害者の友人によると、先週一人の男が「借りを返せ」と被害者を脅迫していたという。
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パウリスタ大通りで四日正午頃、自動車を運転中の四十九歳の女性が二人組の男に襲われ、バッグを奪われまいと抵抗したため犯人に胸を撃たれた。弾はワイパーとフロントボードに当たってはね返った上、古くて欠陥があったため体内奥深くに達せず、被害者は軽傷ですんだ。
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博士論文が二〇〇〇レアルで販売されている。全文で百五十ページ、注文すれば二カ月以内に制作会社から手渡される。テーゼ内容は専攻論文から論説など高度に洗練されたもの。制作者の一人は国内の有名カトリック大学教授で博士号の取得者。同教授は企業などの依頼で研究調査を行っていた。ブラジル最高学府の学術レベルが低いため、論文販売ビジネスが可能になったと考えられる。インターネットの広告欄にはこの種のサービスの売り物が多数ある。