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買い物客強盗を逮捕=被害者の軍警夫婦を拉致、殺傷=ジアデーマ市

2005年11月9日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】軍警夫婦が誘拐された後に妻が殺害され、夫が重傷を負った事件を捜査していたサンパウロ州ジアデーマ市警察は七日、三十七歳の女を首領とする一味五人を逮捕した。
 軍警夫婦はサン・ベルナルド・ド・カンポ市のショッピング、エストラ・アンシエッタ店で買い物に寄った所、駐車場で一味に拉致されて近くのファベーラで監禁中に暴行を加えられ、妻が死亡、夫は重体で病院に収容された。
 警察の調べによると、夫婦は私服だったが警察だとわかって、女は二時間以上も暴行を加えて妻を死に至らしめたという。死体は空地で発見された。また奪った一〇〇レアルを使い、一味でシュラスコをしたとのこと。
 一味は同ショッピングを舞台に強盗や誘拐を繰り返していた。一味はショッピング内を徘徊し、適当なカモを物色して買い物した物品を駐車場で奪っていた。また大きな買い物袋を下げた客に親切を装って車まで品物を運んでやりながら、強盗に早変わりして物品を奪うとともに、誘拐して現金やキャッシュカードを強奪していた。警察では夫婦が一味に誘拐されたと見て、アジトとしているファベーラ・ファゼンジーニャを急襲し、逮捕した、一味は容疑を認めている。