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即戦力を数人獲得へ=サッカー=横浜FC=関係者2氏が来伯

2005年11月10日(木)

 日本のプロサッカーリーグ、Jリーグ二部(J2)の横浜FCからこのほど、強化育成部長の関口潔さん、チーム強化担当の神野卓哉さんが来伯した。補強のため新たにブラジル人選手を獲得するのが狙いで、二週間の滞在中、州内を中心にクラブチームの試合や練習を視察する予定だ。
 横浜FC(株式会社横浜フリエスポーツクラブ)の前身は、一九九九年にJ1(一部リーグ)の横浜マリノスと合併した横浜フリューゲルス。合併後、同チームのサポーターが中心となって設立された。
 一部リーグ(J1)への昇格を目指す横浜FC。今年六月にはチームスポンサー「レオックジャパン」の小野寺裕司社長が代表をつとめる「フィートエンターテイメント」を通じた増資が行なわれ、財政面でのサポートを得た。現在、来年の昇格を目指しチームの強化に取り組んでいる。
 同チームでは元日本代表FWの城彰二選手のほか、今年七月にはJリーグ草創期を支えた元日本代表の三浦和良選手、八月には同じく元日本代表の山口素弘選手を獲得して補強を進めている。三浦選手は来年一月までシドニーFCに移籍するなど、三十八歳の今も現役として活躍している。
 このたびの来伯目的は新外国人選手の補強。州内のクラブチームの試合や練習の視察などを行い、来年はブラジルから数人の選手を獲得する予定だという。
 日本代表FWをつとめた神野さんは一昨年まで選手として横浜FCに在籍。現在は強化担当として活動している。
 「どちらに転ぶか分からない試合、そんな試合を取れるチームに」と目標を掲げる神野さん。「スターでなくても、実際に活躍できる即戦力の選手を獲得したい」と抱負を語った。