2005年11月12日(土)
今月十九、二十日の両日、グアタパラ移住地、当山農場などを訪れる県連ふるさと巡りが実施される。 これに先立ち、中沢宏一県連会長、網野弥太郎顧問、音楽家の島田正市さんらが発起人となって、モジアナ地方の移民史の勉強会を開くことになった。
勉強会の名前は「第一回学ぼう語ろう歌おう日本移民史」。十七日午後一時から、ブラジル宮城県人会館(ファグンデス街152番)で開かれる。
当日は午後一時から「モジアナ地方の日本移民」をテーマに勉強会。サンパウロ人文科学研究所の宮尾進顧問が講師をつとめる。
勉強会終了後は、NHKドラマ「ハルとナツ」でも歌われた「ブラジル移民歓送の歌」の合唱。音楽家の島田正市さんにより音譜と前奏がつけられた。
同会では、この他にもブラジルで作られた移民の歌を送ってほしいと呼びかけている。
参加者による体験発表のほか、日本移民百周年事業への提言などの発表も行なう。午後二時半ごろ終了の予定。
案内に訪れた中沢会長は「百周年を機会に、移民というものを皆さんに見てもらい、勉強してもらう事が重要だと思います」と語り、来場を呼びかけた。
問い合わせは宮城県人会(電話11・3209・3265)まで。